456 :通りすがりA ◆hl9xGfBqSo :2006/01/12(木) 21:50:35 ID:IXb4WOkJ
【予告】
悲しみは虚無へ、喜びなどはじめから存在しない。
あれは―― そう、止まるとこの無い秒針。

【バーサーカー】

ただ、動き続けたかったんだ・・・・。

coming soon....

463 :通りすがりA ◆hl9xGfBqSo :2006/01/14(土) 03:45:31 ID:FhJBKhXt
バーサーカー 脚本 制作時間2006 1/14 3:18〜3:45
*””の間は設定
”冒頭:文字なし 突然始まる”
「バーサーカー? なんだそりゃ?」”二人の男が薄暗い部屋に座っている”
髭ズラの若い男は白衣の男に向かって問うた。
白衣の男は老いぼれ、イスに座っていて、その質問に答えた。
「昔の人間兵器の生き残りのことだ」
髭ズラの男はさらに問うた。
「兵器?なんだってまたそんなもんがいるんだ?」
白衣の老いぼれは立ち上がり”窓を見ながら”呟く様に言った。
「・・・頼む、トール」
トールは渋い顔をしながらその部屋を出た。部屋には白衣の老いぼれが残った。”この辺はご想像に”

「・・・・・悪い、おまえを殺せと依頼された」”背景は白を想定 雪原をイメージしながら書きました”
トールはもはや人間ではないそれに向かって言った。”バーサーカーは軍服がぼろぼろになったものを想定”
「・・・・・一つ聞きたい、なぜおまえはここにいる」”トールはすくないギャラの賞金稼ぎを思わせる格好”
トールの目の前にはバーサーカーと呼ばれた、兵器が立っていた。バーサーカーは口を開いた。
「俺は他の奴らみたいに完全に細胞変化していない、だから俺はまだ生きてる。
ここにいるのはただ――」
バーサーカーは鎖で縛られた体、突きつけられた銃、と順番に見てそれから言った。”この動作は実際は一瞬”
「ただ、動き続けたかったんだ、俺はまだ人間でいたかったんだ」”暗転 文字だけ”
トールは黙ってバーサーカーを睨んでいた。しばらくの沈黙の後トールは言った。”元の場面に戻るとトールを映す”
「そうか、だけどなもう疲れただろ」”表情は変わらない 相変わらずバーサーカーを睨む感じ”
バーサーカーは頷いて、そして言った。
「あぁ、疲れた」”バーサーカーは目を瞑る”
虚空に何処か物悲しい銃声を響かせ、トールの指は引き金を離れた。”銃声はあってもなくても良い 雪の降る空にカメラ”
鎖で縛られたそれは、幸せそうに微笑んだまま、二度と動くと事はなかった。”文字”
END